チャートやインジケーター、戦略の前に、トレードの仕組みについて知っておくべき基本的な事実がいくつかあります。注文が実際に何をするのか、取引のたびに何を支払っているのか、レバレッジがミスの大きさをどう変えるのか、そして1回のトレードで口座のどれだけを動かすべきか。ここを間違えれば、どんな戦略も口座を救えません。ここを押さえれば、初心者にありがちな大失敗のほとんどはそもそも起こりようがなくなります。

このコースは3つのレッスンです。順番に読んでください。まず口座の資金が始めるのに足りているか、次にいつトレードするか、最後に何が価格を動かすのか。それぞれ10〜15分で読めます。

この順番で読んでください

  1. 1トレードを始めるのに必要な資金はいくら?ここから始めてください。本当の下限はブローカーの最低入金額ではなく、1往復のコストと1回のトレードで取るリスクの比較で決まります。
  2. 2トレードに最適な時間帯はいつ?各市場の取引時間帯、時間帯が重なる時間、避けるべき時間、そして自分が上手くトレードできる時間の見つけ方。
  3. 3株価に影響する経済要因とは?最後にこれを。相場は予想に対するサプライズで動きます。だから経済指標カレンダーはシグナルではなく、リスク管理の道具です。

最初に知っておくべき4つの言葉

  • 注文。ブローカーへの指示です。成行注文は、その時点で出せる価格ですぐに約定します。指値注文は、指定した価格かそれより有利な価格でしか約定せず、届かなければ約定しません。逆指値注文は、ある価格に触れた時点で成行注文に変わります。ほとんどの損切りはこの仕組みで動いています。
  • スプレッド。買値と売値の差です。勝っても負けても毎回支払うものなので、トレードの回数が多いほど効いてきます。
  • レバレッジ。借りて大きくした取引サイズです。トレードの良し悪しは変えません。そのトレードが口座に与える影響を、プラスにもマイナスにも何倍にもするだけです。
  • ポジションサイズ。どれだけ買うか、売るか。自分で完全にコントロールできる唯一の数字であり、どれだけ自信があるかではなく、いくらまでなら失ってもいいかから決めるべきものです。

数字で見るレバレッジ

レバレッジ1:30なら、1,000ドルで30,000ドルのポジションを持てます。そのポジションに対して1%逆行すれば300ドル、口座のほぼ3分の1です。レバレッジがトレードを悪くしたわけではありません。同じ値動きを30倍高くつくものにしただけです。だからこそ、どれだけの量をトレードするかは、ブローカーが提供するレバレッジではなく、ポジションサイズの計算で決めるべきなのです。

コストが初心者の想像以上に効く理由

少ない資金と頻繁なトレードは相性の悪い組み合わせです。1往復ごとにスプレッドと手数料がかかり、1回のリスクが数ドルしかないなら、相場がまだほとんど動いていないうちから、コストが毎回の利益の大きな部分を持っていきかねません。最初のレッスンでは、入金する前に自分の数字でこれを確かめる方法を説明しています。

時間帯とニュース

相場は一日中同じように活発なわけではありません。参加者が少ない時間はスプレッドが広がり、主要な市場の時間帯が重なるときや予定されたニュースが発表されるときは値動きが大きくなります。ニュースを予想する必要はありません。いつ発表されるかを知っておけばいいのです。そうすれば、カレンダーを見ていれば分かったはずの値動きに不意を突かれずに済みます。

このコースの使い方

1回に1つのレッスンを読み、自分の状況と照らし合わせてください。口座の資金、使っているブローカーのコスト、実際に画面の前に座っていられる時間。初めての方は、このコースを進める間はデモ口座で練習し、すべてのトレードについてなぜエントリーしたのかを説明できるようになってから、リアルマネーに移ってください。

次のコース: リスク管理 →

このコースの全レッスン(新しい順)

株価に影響する経済要因とは?

同じ200,000の雇用統計を3回表示。予想が150,000なら大きく上回って価格は上昇、200,000ならサプライズなしで価格は横ばい、250,000なら下回って価格は下落。

要因のリストは短いものです。役に立つのは、相場が数字そのものではなく予想に対するサプライズで動くという点。だからこそ経済指標カレンダーはシグナルではなく、リスク管理の道具なのです。

トレードに最適な時間帯はいつ?

UTCで見た主な取引セッションの時間帯:シドニー22:00〜07:00、東京00:00〜09:00、ロンドン08:00〜17:00、ニューヨーク13:00〜22:00。ロンドンとニューヨークが重なる13:00〜17:00が1日で最も流動性の高い時間です。

各セッション、重なる時間帯、避けるべき時間。そして誰も触れない部分として、自分がうまくトレードできる時間帯を自分の記録から見つける方法を解説します。